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2015/06/15

ラブライブ!The School Idol Movie@豊洲観てきた

これは……なんという映画だろうか!
苦闘、と呼ぶのは相応しくないにしても、ほぼ全編、のたうち回り続けていた……高坂穂乃果という、μ'sという、ラブライブという、図らずも己が限界を超えて膨れ上がってしまった大蛇のように、劇場の空間を時間を埋め尽くさんばかりにのたうち回っていた!
これは間違いなく観客に極上のエンタテイメントを届ける映画であるのに、これはなんという息苦しい悦楽であろうか!

これは呪いを解く旅、呪いを解く闘いなのだ……μ'sという呪い、ラブライブという呪い、だがその呪いは決して解いてはいけない!
その矛盾、その不可能性こそこの映画の苦闘の核心なのだが……。

古今東西、呪いを解くためには旅に出なければいけない。そして試練に打ち勝ち、解呪の呪具を得て始まりの地へと帰還する。
この映画は、構造的にはそうしたある意味古典的な定型に則っている。
ラブライブは終わる、μ'sは解散する、三年生は卒業する。だが終わることができない!
その呪いを解くために、高坂穂乃果は、μ'sの9人は旅に出た。

 だ が ど こ に ?

どう見てもニューヨークとしか見えないその街の、だがμ'sの誰一人としてその国の名を、その街の名を口にしない。何故だ?(ちなみにパンフレットにも一切明示されていない)
さらに親切にも分かりやすく引かれた補助線、凛の言葉「この街は秋葉原に似ている」、「Angelic Angel」は「此処は何処かとは訊くな」と諭す、そして穂乃果を導くグルの風貌……。
これは、なんだ?
彼女らは秋葉原から旅立ち、帰還したのではなかったのか?
彼女らの解呪の旅自体がまやかしで、秋葉原に設えられたハリボテのニューヨークの一幕の夢の舞台なのか?あるいは路行きそのものがより大きな呪いの輪の中に組み込まれていたのか?

秋葉原での最後のライブ(この曲のタイトルが「SUNNY DAY SONG」であるのは、いずれラブライブ!サンシャインがこの街にやって来る予言であろう)が終わり、時は流れ、音乃木坂で雪穂と亜里沙は既に新入生を迎える立場になっている。
μ'sの9人は卒業し、既にいない。
呪いは解かれた!

 ほ ん と う に ?

そしてμ's史上最も美しいステージが始まり、この映画は幕を下ろす……。

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